【結婚式】遠方からの招待客が多い!引き出物は宅配で贈ろう
結婚式のゲストの中に県外など遠方のゲストがいらっしゃると、より気を遣うものです。自分たちのためにわざわざ足を運んでいただくのですから、当然ですよね。
「引き出物が重いと持ち運びが大変になるかな。」「移動の時に中の引き出物が割れちゃったりしないかな。」などと心配になる新郎新婦もいるでしょう。
また、遠方客だけでなく、年配の方や小さなお子様連れの場合も、荷物が増えてお帰りが大変になるのでは、と感じてしまう場合も少なくありません。かといって引き出物を軽いものや小さいものに限定してしまうのも、少し残念ですよね。
この記事では、そんなときに便利な「引き出物宅配」のメリットとデメリットをご紹介していきます。
●贈りたい品物が重いので、持ち帰るゲストに申し訳ない
●引き出物宅配のメリットとデメリットを知りたい
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◇この記事の目次◇
引き出物宅配のメリット
1. ゲスト側のメリット
- 手ぶらで楽々帰ることができる
自宅に宅配されるため、当日は荷物も少なく移動ができます。
- 他のゲストの引き出物と間違えない
二次会などで他のゲストのものと取り違えることがありません。
2. 新郎新婦側のメリット
- 贈り分けが簡単にできる
ゲストごとに引き出物の贈り分けが簡単にできます。違う物を贈ったことがばれにくいので、気を遣う必要がありません。
- 贈れる商品の幅が広がる
式場で取り扱っていない商品を贈ることができます。好みの商品を取り扱っている引き出物宅配業者をさがしてみましょう。
- 重い物や大きなものでも大丈夫
持ち帰るときのことを考えなくてよいので、重い物や大きなものも選ぶことができます。
3. 思いがけないこんな喜びも!
引き出物宅配だと挙式の翌日以降に届きます。受け取ったゲストから「届いたよ!」「ありがとう!」と電話やメッセージをもらうことも。結婚式が終わったあとも嬉しい余韻に浸ることができます。
引き出物宅配のデメリット
便利な引き出物宅配ですが、デメリットもあります。不在がちなゲストの場合、受け取りが難しいことも。お届けまでしっかりと見守り、必要に応じて運送会社やゲストに連絡をとってくれるアフターフォローをきちんとしてくれる引き出物宅配会社を選びましょう。
引き出物宅配を利用してみよう
引き出物宅配会社によって、利用の流れは変わってきますが、ここでは基本的な流れをご紹介します。おおまかなイメージをつかんでくださいね。
1. サービス利用の流れ
- 利用したい宅配会社の商品ラインナップから、贈りたい品物をマイページやカートに入れていきます。
- 挨拶カードや宅配ボックスのデザインなど、各社独自のサービスがありますので、案内にしたがって選択していきます。
- 配送リストにゲストの名前や住所などの情報と、そのゲストに贈りたい引き出物を登録していきます。
- 当日卓上にセットする案内カードが届きます。
- 挙式後にゲスト宅に引き出物が配達されます。
2. 注意するポイント
①お届け日は式後~3日以内がベスト
本来、引き出物は披露宴当日にお受け取りいただくものです。宅配する場合もできるだけ早めにお届けするのがマナー。当日の夜から3日以内にお届け日を指定しましょう。
ただし平日は仕事の方も多いので、1週間後の土日に指定する方も最近は増えているようです。お届けは少し遅くなりますが、その分ゲストへの配慮が感じられるので、マナーの範囲内と考えてよいでしょう。
②お持ち帰り用のミニバック
式場でお渡しすれば、引き出物の袋にペーパーアイテムやお花をいれることもできますが、宅配にしてしまうとそれも難しいですよね。そんなときのために100均などで小さめの紙袋を準備しておくとよいでしょう。
男性など小さく畳んでポケットに入れて手ぶらで帰る方も多いので、全員分を用意する必要はありません。招待客の半分くらいの枚数を用意して、出口に「必要な方はどうぞ」と書いて置いておけば十分です。
③持ち込み料を確認しておく
式場によっては、引き出物宅配を利用する場合も「持ち込み料」を請求してくるところもあります。実際に持ち込むわけではないのに、ちょっと理不尽に思われるかもしれません。
式場を予約する前に確認しておくことが大事です。交渉次第では持ち込み料はサービスにしてもらえることもあります。あきらめないで頑張ってくださいね。
流行りのカード型カタログギフトとどちらがいい?
従来のカタログギフトといえば、たくさんの商品が掲載されている冊子タイプのものが主流でした。ですが最近ではそれが1枚のカードタイプになったものが登場しています。
そのカードに載っているQRコードを読み取って、デジタルカタログにアクセスし、好きな商品を選ぶことができるのです。
さらに最近ではメインの記念品だけでなく、引菓子や縁起物もまとめて1枚のカードで選べるものも登場!今までは2品もしくは3品を、それぞれ準備してセットにしなければなりませんでしたが、いまやカード1枚を準備するだけでOKという時代になりました。
1. カード型のメリット
冊子タイプのカタログギフトと同様に、贈られた側は自分の気に入った商品を選ぶことができます。そしてそれ以上に、カードという形状を生かしたメリットがあるのです。
- カードなので、冊子よりも紙ごみを大幅に減らすことができる。
- かさばらず、手軽に持ち運べる。
- 2品選べるカード型、3品選べるカード型の場合、引菓子や縁起物もまとめて1枚のカードで選べる。
- QRコードを読み取った後は、すべてオンラインで済ませることができる。
このように好きなものが選べて手軽に交換できる便利なカード型ですが、オンラインのお買い物に慣れていないご高齢の世代には不向きかもしれません。贈り分けをするなどして上手に対応しましょう。
2. カード型は品質に心配も
便利な一方で、品質への不安もあります。
システム料という存在
冊子型でもカード型でも、カタログギフトには「システム料」という名の商品引き換え手数料が含まれています。カタログによって差はありますが、大体800~1,000円ぐらい。つまり、3,000円コースのカタログギフトなら、商品は実質2,000~2,200円になります。払った金額よりもグレードの低い商品というわけです。
2品目、3品目に隠れている送料
2品選べるカード型、3品選べるカード型はさらに注意が必要です。複数の商品をセットにしてゲストに届けるには、どういう流れになるのかをちょっと考えてみてください。
ゲストから注文を受け付けて発送するヒキタク会社をA社としましょう。そのA社にそれぞれの製造会社から商品が納品されます。A社は複数の商品を同梱して送らねばなりません。それぞれの納品にかかる送料と、ゲスト宅へ送るための送料という2重3重の送料をA社はどこから捻出するのか…。
商品の品質を下げることで対応しているとしたら…考えてみたら怖いですよね。同梱せずゲスト宅に直接、製造会社からお届けしたとしても送料はそれぞれにかかってくるはずです。
カード型を選ぶときはかならずデジタルカタログなどの中身を見て、きちんとした商品がラインナップされているかを確認することが重要です。
3. 引き出物宅配は品質の良いものもたくさん!
ヒキタクの場合はどうでしょう。各社から納品してまとめてセットしてゲスト宅に送る、という流れは同じです。ですが、2品や3品が選べるカード型と違い、あらかじめゲストに送るものを新郎新婦が決めて発注しているため、商品を各製造会社から一括納品することができます。
一定の数以上をまとめて届けてもらう場合、送料は無料になることが大半です。つまり送料が二重三重にかからず、ヒキタク会社は取寄せることができるのです。
同梱までにかかる送料が少なければ少ないほど、その費用の捻出に苦労する必要がなくなります。品質を下げたり、価格に上乗せしたりすることを減らすことが出来るわけです。
ゲストの負担を減らしながらも品質を保てる業者を選ぼう
1. 引き出物宅配にも注意点がある
一方で、引き出物宅配も「割引」「お得」を前面に出しているところは要注意。なぜならその割引した分の費用をどこから捻出しているのか?という話になるからです。上記の送料の話と同じですね。
定価に上乗せした価格を「通常販売価格」とし、そこに大きく×印をつけて「割引価格!」とうたっているところもあります。セット商品だと定価が分かりにくいので警戒が必要です。
2.ゲストが本当に喜ぶものを
ゲストの負担を減らしたい。ゲストに喜んでもらいたい。引き出物宅配もカード型カタログギフトも、どちらを選ぶにしても「ゲストのために」という気持ちは同じです。
選ぶポイントをしっかり押さえて、素敵な引き出物を贈りましょう。
<選ぶポイント>
- カタログギフトは、システム料が入っていることを考慮して選ぶこと。
- カタログギフト、とりわけ「2品、3品選べるカード型」はデジタルブックで必ずラインナップを確認しておくこと。
- 引き出物宅配でも「割引」「お得」を前面に打ち出しているところは要注意。