引き出物豆知識
結婚式の引き出物、お祝いを頂いたときにお返しする内祝い・・・
どんな商品を選んだら大切な方に喜んでもらえるだろうか?
失敗しない賢い準備の仕方があります。
業界歴20年の経験を元に伝授したいと思いますので、
引き出物業界のカラクリを熟知したうえで引き出物選びを楽しんでくださいね。
正直にお伝えしたうえで・・・ゲストに想いが届く「引き出物選び」に繋がると嬉しく思います!
01 最近新しく出たカード型カタログギフト
カタログギフトの冊子タイプよりカード型は、軽くて持ち運びがしやすいというメリットがあります。
遠方からのゲストが多かったりするときは軽くて便利で喜ばれるかと思います。
商品交換はがきをポスト投函する手間もなく、QRコードでスマホから注文できるのも良いところ。
年配の方は操作が慣れていらっしゃらないので、友人世代の引き出物に適しています。
最近、カード型カタログギフトが広がってきたので、もらった方にアンケートをとってみると、
スマホで見るより冊子で見た方が選びやすいという声もあります。
また、デジタルカタログなので商品を自由にメーカー側で変更できるため、良い面と悪い面があります。
廃盤商品があったら削除されるのでこれはお客様にとっても第二希望、第三希望の商品が届くことなく、
最初から第一希望の商品が届くというメリットがあります。
しかし、商品を掲載したり、削除したりとメーカー側で随時、
調整が簡単に出来るので新郎新婦さんが選んだときに見た商品とカタログの内容が変わっているということもあります。
また、カタログギフトには利益率が高い商品と安い商品が混ざっています。
- 原価の高い商品は選びにくくする
- 利益率の高い商品が交換されるよう誘導する
- 利益率の高い商品が良く表示されるようにする
ということも簡単に出来てしまいます。
カタログギフトは、スマホで見るより冊子で見て交換する方が間違いない選び方が出来るので、
一長一短あるという感想です。
実際、冊子型カタログギフトでも注文はスマホからも出来ます。
カード型カタログギフトは、システム料が200円安いところは新郎新婦にとってコスト削減出来るというメリットはありますね。
02 引き出物選び、困ったときの今治タオルという選択
引き出物を選ぶときに何にしたらよいか分からない!という相談を受けます。
カタログギフトにはしたくない・・・。商品の方が良いけど、重なりそうで心配。
結婚式から持ち帰る必要がない引き出物宅配サービス。
そのメリットを生かして、「今治タオルを引き出物や内祝いで贈る」という選択はいかがでしょうか?
今年は、木箱に入っている今治タオルがとても人気です!
自分では購入するのにちょっと勇気がいる高級なタオルを頂いたら嬉しいと思いますよ。
タオルは何枚あっても消耗品なので不要という家庭はないはず。
引き出物選びで迷ったら、私たちエンジェル宅配スタッフは、タオルを提案しています!
かなりの確率でゲストに喜んでいただけます。
ゲストからは・・・
- ブランドの高級なタオルだと嬉しい♪
- 今治タオルは品質が良いので欲しい♪
- 木箱入りだと高級なものを丁寧に頂いた気持ちになる♪
と好評です。引き出物ではタオルのデザイン、種類は豊富にありますのでゲストの顔をイメージして選ぶと良いですね!今治タオルは、内祝いにも大人気です。
03 カタログギフトの選び方
カタログギフトは、新郎新婦の選ぶ目にかかっているといっても過言ではありません。
新郎新婦はデジタルブックや、カタログのサンプル見本などを見て決めると思います。
その時、「どんな商品が掲載されているか?」を判断するスキルにかかっているのです。
業界に20年もいるから分かることですが・・・
掛け率が安いカタログギフトから、掛け率が高いカタログギフトまでとても幅が広いです。
プロから見て、廃盤商品をカタログギフトに掲載しているような・・・。
寄せ集めのカタログも存在しますので注意してくださいね。
掛け率が安いカタログギフトは表紙だけオリジナルで作り変えることも出来ます。
そうすると、販売するお店のオリジナル商品のようにも見えます。
一見、おしゃれ。でも商品が届いたら選んだイメージと全く違う。
ということが発生してしまいます。よく、「安かろう悪かろう」という言葉があります。
プロの視点で総合的に見ると、値段が安い物に良いものはないということです。
引出物宅配サービスの場合は、「商品+サービスのセット販売」です。
引出物宅配サービスも割引がある会社とない会社があります。
その違いがどのような部分にあるのか?一生に一度の準備になりますので、
失敗がないようしっかりと新郎新婦さんの目で判断し選びましょう!
04 引菓子の選び方
引菓子をどうしよう?と悩む花嫁さんは多いのではないでしょうか・・・。
実際、ウェディング業界のカタログには沢山のおしゃれでかわいい引菓子が掲載されています。
味はそんなに変わりませんので、パッケージで好みのものを選ぶ花嫁さんが多いようですよ。
もしくは、メインの引き出物のイメージや、
包装紙の色に合わせて箱詰めしたときに統一感が出るようにと考え選ばれている花嫁さんにも出会います。
引き出物手配20年の経験からお話ししますと、ウェディング業界のお菓子は工場で大量生産されています。
スーパーに格安200円くらいで販売されているバームクーヘンなどがおしゃれなパッケージに入っているイメージですので、美味しさとしては普通かな・・・。という感覚ではあります。
また、ウェディング業界の引菓子は葬儀で余った引菓子のパッケージをウェディング仕様に変更して販売されているという情報もあります。
この業界で長く仕事をしていると、「縁起物」という言葉が結婚式業界で浸透しているのに、
実際の商品の流通自体は縁起とはかけはなれた状況になっている部分があることについてはかなり気になっています。
安かろう悪かろうではありませんが、大切な結婚式の引菓子ですので縁起が良いものを選びたいですね。
ゲストにアンケートを取ると「メインの引き出物よりお菓子に気配りがあると嬉しい。
普段は購入出来ない美味しいものが入っていたら満足度が上がる。」という声があります。
引出物全体の満足度について考えてみると「引菓子」はゲストの印象に残る重要なポイントになると思います。
- 新郎新婦がこれまでの体験から本当に美味しいと思ったお菓子をセレクト
- 新婦の地元で美味しいお菓子屋さんの商品を1品(新郎側のゲストへ)
- 新郎の地元で美味しいお菓子屋さんの商品を1品(新婦側のゲストへ)
というコーディネートをするとテンションがあがる引出物セットになるでしょう。
ウェディング業界の引菓子から選ばなくても良いのです。
自由に、新郎新婦のこれまでの体験の中からおいしいものを選んだほうが良いのでは?と感じています。
エンジェル宅配では、
外部から持込みが自由に出来ます。
当店のカタログギフトや引き出物と一緒に、
地元の有名なお菓子などを
組み合わせてセットで宅配することが出来ます。
持ち込みを検討される方は
持ち込み宅配サービスをご確認ください。
05 縁起物の選び方
縁起物はいろいろとあります。
鰹節・赤飯・お米などをセレクトする新郎新婦が多いようです。
一つずつ縁起物と言われている意味をお伝えしますので引き出物選びの参考にされてください。
鰹節
鰹を3枚に下ろしたその半身をさらに2枚に下ろして作られます。
鰹の背側の身「雄節」、腹側の身「雌節」の2種類があり、
2本がぴったりと合う形になっていることから、夫婦の象徴として
結婚式で縁起物として使われるようになりました。
2つの鰹節がピッタリと合うのは世界に一組だけです。
鰹節って実にロマンチックですね。
鰹節は和食に欠かせない食材です。栄養価も高く長期に保存が出来るという観点から「長持ちする=末永い幸せ」といういわれもあります。
鰹節の極上品は、「本枯節」です。
製造工程も手間暇がかかっていて、香りや味に優れた極上品。
そんな視点で選ぶのも楽しいですよ。
赤飯
御祝のシーンには赤飯というイメージがありませんか?
日本では古くから、赤い色は邪気を払う力があると考えられており、赤米を神様に備える風習があったそうです。
赤米は江戸時代になると作られなくなってきましたが、この風習が残っていたので白い米に小豆などで赤い色をつけた赤飯が広まったと考えられています。 結婚式の引き出物ではこの赤飯を真空パックにした商品が人気です。
お米
お米が縁起良い理由は、「米」という感じの語源にあります。
米という漢字は「八十八」から作られたと言われています。 お米を収穫するまでに88回の手間がかかっていることから「米」という漢字が出来たそうですよ。
そして、日本では末広がりの「八」は縁起の良い数字として、子孫繁栄という意味もあります。結婚式の演出でも「ライスシャワー」というものがありますね。
子宝に恵まれて、幸せになりますようにという意味があります。
お米はいただいたら嬉しいですね。ゲストからも喜ばれるでしょう。
お茶
~鎌倉時代~宋から茶の種子を持ち帰り日本においてその栽培を推奨。
喫茶の法を普及させた栄西禅師は「喫茶養生記」の巻頭で「茶は養生の仙薬延齢の妙術である」と記しています。
また、茶の木は、摘んでも摘んでも芽が出るお芽出たい植物として栽培方法に於いては挿し木をして移植をすることにより、良質の茶葉が採れる事から「他家に嫁いで根付き易く子々孫々繁栄の縁起物」とされています。
06 引き出物5品の地域があります!
結婚式の引き出物は2で割り切れない数が良いということで3品のセットにされる方がほとんどですが、
一部、名古屋・富山県など「引き出物は5品」で贈るという風習が残っている地域があります。
5品の場合の引き出物の相場は10,000円くらいが相場なことが多いようです。
メインの引き出物
1.カタログギフトor食器
2.引菓子
3.鰹節
4.タオル
5.紅茶 orコーヒー orラーメンやうどんのセット
このような感じで選ぶと5品選びやすいかと思いますよ。
5品の引き出物ですと、豪華ですがその分かなり重くなることが予想されますね。
引き出物宅配サービスを利用されるとゲストも手ぶらで帰ることが出来て喜ばれると思います。
07 持ち込み宅配をおススメしている理由
結婚式にはたくさんのコストがかかります。演出にもお金を掛けたい・・・
いろんな想いがあると思います。
しかし、ゲストが一番印象に残るのは「料理」・「引き出物」の2つのようです。
なぜかというと遠方から列席してくれたゲストへ感謝の想いを伝える手段が料理と引き出物になります。
エンジェル宅配は、引き出物のプロですので引き出物の視点でアドバイス出来ればと思います。
20代・30代のご友人、結婚ラッシュの時期ですね。
続けて結婚式に参列していると「あっ、またこの引き出物・・・。」と感じることも多いようです。
友人と重ならないようにしたい。そんな花嫁さんの気持ちもあります。
しかし、ウェディング業界の引き出物は似たり寄ったりの現状です。
オリジナル感たっぷりのこだわった引き出物で、感謝の気持ちをどう伝えるか?がポイントになります。
20年間の引き出物手配をしてたどりついた1つの答えがあります。
それは、「引菓子」「縁起物」この2品で演出する。です!
例えば・・・新郎出身地の地酒を1品、新婦出身地のおいしいお菓子を1品。
メインの引き出物と一緒にセットするだけで、ぐ~んとオリジナリティ溢れる引き出物になります。
良く、お取り寄せグルメ!と言いますね。
例えば・・・「北海道の商品の中でも地元の人が知っている名店の品が届く」と嬉しいですよね。
新郎新婦が育った土地のおいしい商品を引き出物でいただける。
というのは、ウェディング業界どこのお店でも販売されており、
割引されているものをいただくのとは全く別の喜びがあります。
そして、挨拶カードに一言。
「新郎が幼いころから大好きだったお菓子です。」など、エピソードが添えてあったらより演出感もありますし、
ご家族の中で会話が広がります。そんな温かい引き出物を準備するのは素敵なことだと思います。
08 内祝いの豆知識
結婚式には招待していない方からお祝いを頂くことがあります。
そのお返しとして贈るのが「内祝い」です。 結婚式に招待した方には引き出物を送りますので内祝いは贈る必要はありませんが 沢山お祝いを頂きすぎて、引き出物では不足があったと感じた場合は、後日「内祝い」として品物を贈ります。
内祝いの相場は、頂いたお祝儀が3万円でしたら、半返しが相場ですので1万5千円くらいのものをお返しします。
内祝いは、お祝いを頂いて1か月以内に贈るのがマナーです。
内祝いを宅配で贈る時に、お二人の気持ちをメッセージカードにしてセットしてお届けすると良いでしょう。
熨斗は、紅白結び切りに上書きは「内祝」で準備します。カタログギフトや今治タオルが人気ですよ。
引き出物と同じようにお菓子や縁起物をセットすると豪華になりますね。 引き出物の時と変わるのは、熨斗が内祝になること。
挨拶カードの文面を内祝い用で作ることの2つです。
弊社では、引き出物も内祝いも両方対応できますのでご相談下さい。